対価と見返り。自分とお金の関係から見えるもの。

何をやっても面白くなく

自分の好きなことも興味が離れて

DVDを見たりはしたけど

見てる間だけの楽しみもすぐに冷め

本当に何にもする気になれない数日を過ごしていた。

心が反応を示さなくなっていた間、

それはきっと日常に慣れて

安定の中にいたからかもしれない。

好きなこともする気が起きなかったけど

でも、その空虚な時間の中で

好きをただ継続できない理由や

お金を受け取れない理由にぶち当たった気もする。

自分が時間や労力を費やしても

自分自身がかけたそれらについては自信がなかった。

でも労力や時間やお金はかけたのだから

当然のように対価や見返りは欲しがっていた。

自分がかけたそれらには自信がないのに

かけたんだから返して欲しい。

私が何かを継続できない理由や

お金を受け取れない理由も

何かしたのだから

それと同じか同等の何かをもらうという仕組みに

従っている。

ないけどそれでもやったの

だから

欲しい。

きっとないから、欲しがるのかな。

きっとないから、そこを埋めたいのかな。

お金は物質の代表だけど

心の方も同じ。

結果を残す暁に

賞賛が手に入る、

というように

何かをするのだから

何かをください。

私は自分の好きを使って

相手から認められようとして

そうやって自分のすることと引き換えに

何かをもらおうとすることを目指してるから

ただそれをする事ができずにやめてしまう。

もらえないなら

やっても意味がないからやめよって。

ただ好きって理由では足りない。

与えたら与えっぱなしでは嫌だった。

そんなの嫌だった。

ずっと嫌だった。

何かしたのに、何も音沙汰なしなんて嫌だった。

大分前だけど

ナリ心理学オフィシャルブログ「Nali Psychology」Powered by Ameba

のLINEに登録してる私に

ナリくんからこんなコメントをもらった事があった。

その時私は

「先に与えるから、もらえる」みたいなことを

書いてた気がする。

そこにナリくんが反応して

「いやじゃん
与えたらもらえるって」

「そんで、与えてくれない人に、何もあげられないのもいや」

って返って来た。

その時は、全く理解できなかった。

どうゆう事⁈って思ってた。

なりくんは良い人だから

くらいに思ってた。

そして私はどうせ…って思ってた。

自分のすることに見返りなしでは
居られなかった。

何かしたら
何か見返りを

何かあげるから
それに見合う何かを

そうでなければいられなかったんだと。

当時の私は多分

「与えてくれない人にあげるなんて嫌だ」と

最後に返した気がする。

それは

私が他から何かをもらわなければいけないほど

自分が満たされていない証だった。

自分が作り出したものには

そう簡単に値段が付けられず

そもそも受け取るのが怖かったり

自分の手がけたものの結果に

相手は満足してるのか不安だったり

その対価に見合ったものを自分は与えられているのか

自信のなさで申し訳なく思っていたり

とにかく自分のものを売ろうとする体験をしてみたら

様々な思いが出てきた。

それが出て来たのは、

〝ない〟と思ってる自分なのに

もらおうとだけするからじゃないかと思った。

枯渇と引き換えってことを

自分だけがわかってるから

自分が何か人を騙してるような気がしたり

もらう事が悪いような気がしていたんじゃないか。

心では何もないと思ってるものを引き換えにして

自分がもらう為に与えようとするのだから。

そんな思いするなら

雇われて、システム化された仕事をこなして

自分の時間を売って

その代わりにお金をもらう生活の方が

楽だなって思ったけど

結局、その価値観のままでやる仕事で

その価値観のままなら何も残らないことを

働く場所から学んでる。

お金よりも価値のない私と思っていた自分

体よりもお金を優先しようとする自分

稼げない(弱い、力がない)のは両親のせい

他にももっと…。 

お金を理由に

たくさんの自分自身の思い込みが現れる。

お金が教えてくれる事はたくさんあるみたい。

そして、楽でいることが自分のしたいこと

ではないんだよね。